あぁ、我が妹よ‥‥

私には小学生の妹が一人います。そっくりだと絶対に言われる妹です。
普段は適当なのに、変なところで几帳面な変わったやつなのですが、ネタがないので、その変わった妹の話をちょっとしようと思います。

それはこの間のクリスマス、去年のクリスマスに起こりました。

うちの家はサンタさんがいるということにしています。私はもうバラされて知っているのですが‥‥。
だから、その年のクリスマスは、母と一緒にクリスマスプレゼントを買いに行きました。
個人個人に、つまり私と妹一個ずつ筆箱を、そして二人で一つＤＳライトを買いました。

妹が寝ている間に枕元にそっとプレゼントを置く‥‥こんな風にしていたんだなと、しみじみ感じた瞬間でしたね。
だって私なんか、サンタさんはベランダの窓を魔法でくぐってくると思ってましたから（笑）

そして次の朝、妹は私より早く起きたらしく、起きた時にはもうプレゼントは開いていました。
だけど、箱はあるのに、周りを見ても、なぜかＤＳライトが見当たらない。

「あれ？ＤＳライトは？」
「ここにあるよ」

そう言って嬉しそうに出した筆箱。一瞬私の思考回路は停止しました。
はっと気が付いてから、渡された筆箱を受け取り、開けると‥‥‥ＤＳが入っていました。

「な、な！何で入ってんの！？」

わなわなと手を震わしながら妹に問いかけると、妹は言いました。

「だってそれＤＳのケースだもん」
「ケースじゃないよ！筆箱だよ！！」

顔をムッとさせる妹。

「良いの！丁度良いからケースにしてるの！」
「けど、絶対筆箱で使った方が良いと思うよ？サンタさんもそうして欲しいって、きっと」
「良・い・の！」

何度言っても聞きませんでした。
そして後から母親にそのことを言うと、妹はこう言っていたそうだ。

「うわー！サンタさんすごーい、これケースに使えるよ。頭良いなぁー」

笑いました。もう笑うしかなかったです。

（誰もそんなこと考えてねーよ）

まあ、結局今は、筆箱として使っているんですけどね。(*^‐^*)